ナショナル・トレジャー
遺跡発掘冒険譚、と言ってしまえば、
パラマウントのインディー・ジョーンズとかを思い出すわけですが。
ロゴ・オーバーラップ・スタートとかも含めて。(笑)
ちなみに、
ブラッカイマーは木
パラマウントは山
なわけですが。
しかしまぁ、よくもこんなに黄金伝説が転がってるモンだ…
やっぱり棚ぼた一攫千金はロマンなんでしょうかね。
という話はともかく。
無茶なことをやると言っても、無策の無茶ではなくてちゃんと策のある無茶ってのは、
リスクに見合う対価を得られる行動だなと思うわけで。
何かに直面したときに、「いやそりゃ無理だろう」と思う前に
「無茶だけど可能かもしれない」かどうかを見極めることが
重要なんじゃないかな、と。
無茶だけどまぁ可能、でも結果がナンセンス、という
電波少年的な発想はあまり好きではない筆者ですが、
マジメな突撃取材とか、本作のストーリーのようにその行動が重要な意味を持つとか、
そーいうパターンであれば大いに挑戦する価値はあると思うとです。
あとは…
おやくそく、をひっくり返す小ネタとかで、見てる側の緊張をほぐしてくれたり
細かい演出が筆者的には好みですね(笑)
椿三十郎
椿、って、
花びらが散っていくんじゃなくて花の根元からポロッと落ちるところから
「首が落ちる」っていう連想が…なんて話を聞いたことがありますが。
忌むのは後世のこじつけで、実際には手入れ不要の手軽さがウケていた、
なんて話もあったりして、どっちが真実なのやら、って感じですね。
とまぁ、花の方の話はそれくらいにしておいて。
破天荒な一匹狼たちの織りなすストーリーと、
いかにもな感じの青侍たちのオロオロ感と。
筆者がふと思い出したのは、「八丁堀の七人」だったりして。
しかしまぁ、
一部で不正に私腹を肥やしたところで、
それが発覚しなければ、とりあえず見かけ上は平和なわけですが。
安直に私腹を肥やす側に、人は流れやすいですし。
でも、見かけ上だけではない、真の平和というのは、
不正に肥えた部分のない、かといって完全平均分配でもない、
対価としての平等性の保たれた世界なんじゃないかなぁ、と。
だからこそ、私腹を肥やそうとする連中の悪巧みを叩き潰すほうを
正義と称するのだろうなぁと。
あんまりそっち方向に話を引っ張ると、
貨幣経済が云々とかいってエンデの遺言のような話になってしまうので
このへんで軌道修正にしますが。
破天荒でも生き抜いていけるだけの技と機転は身につけたいなぁと、
そんなことを思った、筆者でした。
Midnight Eagle
夜鷹。
って意味違っちゃいますね。
国家機密級のステルス機が絡んだ事件。
「隠し通す」ことで、混乱はどこまで抑えられるのか。
危険はどこまで防止できるのか。
危機管理として、どんなアプローチが正しいのか…
戦争と平和。
極限状態を見た者は、何を考えるのか。
戦うか、退くか、
守るべきモノとは何なのか…
特撮モノっぽい外観のミサイルとか、
ディテールが微妙なところはあるけれど。
ストーリー的には、結構見入ってしまいましたね~。
インベージョン
宇宙細菌的な知能生命体に侵略される話…
っていうのは略しすぎですかね(汗)
で、感染というか乗っ取られると、感情が無くなり、
まぁ闘争心もなくなり平和になるというのが
侵略生物側の言い分な訳ですが。
感情の吐露もなく淡々と生活する社会。
何というか、自分の意志を介在させずに、上からの指示で淡々と活動するサラリーマンとか、
なんかもう侵略されてるんじゃないかとか思ってみたり(笑)
んー、
ただ流れに身を任せる、というのは、楽な生き方かもしれないけれど、
やっぱり、自分でモノを考え、自分の意志で生きることは重要ですね。
グッド・シェパード
CIA誕生にまつわる話。
それは秘密結社から生まれ、
組織のためにすべてを捧げる人々によって組織される。
しかし、そこは冷戦の世界。
スパイ合戦の中で、守るべきは何なのか。
家族と国家、情と公益。
情を利用しようとするスパイ行為。
板挟みの苦悩。
なかなか、深いストーリーですね。
ストレンヂア
まぁ、アニメだなぁ、という感じの、
普通じゃあり得そうもないくらいの剣術バトルが繰り広げられるわけですが。
剣心…いや、ドラゴンボールとか、そんな感じの戦いですね。
何かの薬品で強化された戦闘員、というかほぼバーサーカー。
それに立ち向かっていく名無しって強すぎ(笑)
ストーリー的には、略取暴走気味の強大権力に対抗していくという
まぁありがちというか何というかなわけですが。
ん~。
まぁ、格好良さはあるかなぁ。
ファンタスティック・フォー
典型的アメコミ風味ですね。
火土水風、ファンタジー的4大元素の超能力をそれぞれ持ったヒーローチーム、って感じ。
その能力を持つが故の苦悩もあるのだけれど、
チームワークと活躍っぷりを見て、スカッと楽しむ感じの見方でいいかなーと。
パンズ・ラビリンス
アリス的ファンタジーという触れ込みだったけれど、
筆者的には、アリスと言うとルイス・キャロルの論理学マジック的な世界観のほうを
想像してしまうこともあり、う~ん…と。。。
確かに、現実世界を離れ、入り込んでいく世界は不思議の国チックではあるのだけれど。
どっちかというと、マッチ売りの少女・ロングストーリー、
といったような印象でした。
救いのない世界の中での、小さな安らぎ、というか。
これをハッピーエンドと見るかバッドエンドと見るか…
両論ありそうですが、筆者としては後者かな。
サウスバウンド
いわゆるオトナ的な腹黒利権ワールドに対して、
「ナンセンスっ!」という掛け声と共に切り込んでいく
痛快ストーリーですね。
これでお魚さんを護って自然保護を訴えたら釣りバカ日誌っぽいですが(笑)
自然体で自由に活動しつつ、腹黒層に喰いモノにされないためには…
って、まぁメットかぶって闘争な方向もどうかとは思うのですが。
かと言って、腹黒層の悪行を受け容れて生きていくのも違うよな、と。
新々興宗教的なモノとか、スピリチュアル詐欺被害みたいなのも横行している世の中、
作られた生活感でも、まして作られた自然体でもなく、
自分自身としての真の自然体で生きていきたいなと。
天国で君に逢えたらの時の感想にも通ずるモノがありますね。
大統領暗殺
確かに、凶弾に倒れるというストーリーに現実が進んでいっても
おかしくないのかも、と思えるような昨今のアメリカ情勢ですが。
凶刃も凶弾も無しに、死に体に向かっている感もありますね。
筆者個人の主観としては、既に外貨預金とかも米ドル建ては外してたりとか、
2012年12月(だっけ?)の世界崩壊も、実は北米大陸というか旧マヤ地域の崩壊なんじゃないかと思ったりとか、
新大陸と称した侵略地上に展開されている国家というものは…
なんて言い出したらキリがなさげなので、このへんで。(汗)
ローグアサシン
アメリカ製YAKUZA映画…というか何というか。
微妙な日本観という感じでは、ハンニバルを思い出したりとか。
ストーリー的にはパーフェクト・ストレンジャー的なところもあり、
キッチリ解決しない煮え切らない微妙な不自然感から
落ち着かない恐怖が滲み出てくるサスペンスって感じですかね。
しかしまぁ、限定的な情報の中でこんな環境に置かれたら、
そりゃーこういう反応になるわな、と
妙に納得してみたり。ってなんのこっちゃ(笑)