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Thu, 14 Dec 2006 00:31:27
硫黄島の表と裏
映画館行ったの、何年ぶりだろうなー…
A.I.以来です、えぇ(汗)
硫黄島2部作、連続で見てきました。
強大なエゴとエゴのぶつかり合い、戦争。
その渦中に巻き込まれた人々それぞれが、
何に流され、何に抗い、何を想い、何に従い、どう行動したのか。
そして、その強大な力の衝突の末に残った昇華の結晶とは、何なのか。
狂気に支配される者、冷静に状況判断する者。
狂気に対する忠義は、果たして真の義なのか。
宣伝に使われる者、前線に身を投じる者。
玉砕し散っていく者、限界まで戦い続ける者。
それぞれの信念、それぞれの真実とは何なのか。
狂気に対する、冷静からの忠告。
冷静に対する、狂気からの勧誘。
狂気に忠義を誓う時、冷静こそを狂気と判断してしまう。
そして、そこには多大なる損害が積み上がる。
冷静に忠義を誓う時、狂気をいかにして鎮静化させるか。
敵は戦闘相手ではなく、味方の狂気かもしれない。
狂気に殉じた人たちが居たことへの嘆きと悲しみと共に、
彼らが残してくれた教訓を受け取れることを、素直に喜びたい。