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Fri, 08 Jun 2007 23:50:01
パッチギ
自らの意志で守りたいと思うモノに対して、体を張り、命を賭す。
作中に登場する、大東亜共栄圏内の徴兵とか、
某特攻隊映画ともとれる劇中映画「太平洋のサムライ」とか、
自由意志を越えたところで命を賭さざるをえないのとは違う、何かがある。
生き抜くため、あるいは何かを守るため、
自ら進んで泥をかぶることも辞さないところにある、輝き。
誇れるような泥ではないこともままあるけれど、
そこには、ヒトが生きているという実感が、ある。
Fri, 08 Jun 2007 21:20:59
そのときは彼によろしく
何かを待ち続けること、本当に大丈夫なのかという不安。
それらに打ち克ち、進むこと。
spanの短い、一般的なものとしては、睡眠。
spanの長いものの代表として作中に出てくる、鬼蓮の種。
そして…本作のキーとなる話。
もちろん、そんな極端なモノばかりではなくて、
普通に生活している中にも、不安なんて山ほどあるんだけど。
決定的崩壊や物理的破損といった、
きっぱり割り切って次っ、ていう話でなければ、
そこには一縷の望みと大きな不安が生まれます。
それを乗り越えていくパワーと、
その先にある感動を垣間見せてくれる一本ですね。