玄奘三蔵院
さて、坊さんの話を聞きかじった後は、
奥に抜けて玄奘三蔵院伽羅、壁画殿へ。
玄奘三蔵、
つまり、中国からインドまで旅をした、西遊記の三蔵法師ですね。
薬師寺の宗派の流れを辿っていくと、そこに繋がるんだそうです。
その旅を辿る、平山郁夫画伯の大唐西域壁画。
西域の神秘性が力強く漂ってくる感じ、
とでも言うのでしょうか。
聞けば、絵画の形はしているけれど、
仏像同様に入魂されているのだとか。
これは一見の価値アリですね。
羯諦羯諦
ちょーど、坊さんが般若心経の写経の話をしていて、
サンスクリットのまま伝えられる、陀羅尼の部分、つまり
羯諦羯諦波羅羯諦…のところの意訳解説を耳にすることに。
まぁ、呪文の類と言えども、
何らかの意味のあるsound streamなわけですね。
アブラカダブラだって、ちちんぷいぷいだって、
何らかの意味のある語から派生しているわけで。
ひらけゴマは…passwordの類でしょうが。
慣れ親しんだ言語で、記された意味の意訳を理解することと、
言霊性の強い言語で、記述されたsound streamを詠唱することと。
ある意味、理論と実践、かな。
理論なしで実践だけでは、何やってるかわからないし、
実践なしで理論だけでは、実際上何の役にも立たないわけだし。
と、そんなことを思った筆者でした。
斑鳩の里
先週は、そうだ、京都行こう。でしたが、
いま、奈良にいます。
って、JR東海ネタはおいといて。
奈良は斑鳩の、法隆寺に来ております。
法隆寺と言えば、聖徳太子ですね。
学校の授業では、歴史はニガテだった筆者ですが、
最近、「古代からの伝言」シリーズを読んでいて、
日本書紀の時代に展開される人間模様とか各国情勢とかが
なんとなくアタマに入ってきたところで、奈良斑鳩。
百済観音堂、とか言われて、
あぁ百済って朝鮮半島の云々、と、
多少は能書きが出てくる程度のレベルでも、
修学旅行レベルと比較すると、感慨が大きく違います。
ニガテだった理由。
年号と出来事を機械的に丸暗記していくことへの反発感、かな。
いろいろ有機的に繋がって見えてくると、
歴史も面白いものです。
unagi dog
うなぎ犬。
ってそれじゃバカボンですね。
正解は…
うなぎHotDog、というか、うなぎサンド。
鰻好きなら、いっぺん食べてみる価値アリ。
東名高速、浜名湖PAにて。
寄るとつい買ってしまいます(笑)
R30
たまたまTVをつけたら、
R30のスペシャル版をやっていました。
女の生き方と、性に関する話題。
男の側の話であれば、
確か加藤鷹を題材にしたコミックとかありましたね。
どうも、世間的には、
真剣に取り組もうが、浮ついた興味であろうが、
男が取り組めばスケベか遊び人、女が取り組めばあばずれ、
というバイアスが掛かっているような気がします。
そこに一石を投じたというところに惹かれ、
真剣に見入ってしまいました。
マトモに見入るTV番組って、なんか久々。
ブラックブック
今日の2本目は…ブラックブックです。
ナチに追われるユダヤ人とレジスタンスと。
長期的な戦争で、腐敗しきった世界。
スパイ合戦とでも言うような世界。
何を信じ、何を引き替えにし、生き延びていくか。
如何にして、的確に敵を敵と見抜くか。
敵のことを味方だと思っても、味方のことを敵だと思っても、
わが身の破滅に近づくだけ。
その取り返しのつかなさ加減に、
戦争の極限状態さが凄くあらわれてますね。
しかし、現代の現実が極限状態ではないからと言って甘えて良いわけではなく、
やっぱり気を引き締めて日々いろいろと選択していかなければいけないなと
そんなことを思った筆者でした。
アルゼンチンババア
よしもとばなな原作、だそうな。
そんなことは知らずに、
タイトルのインパクトに惹かれて観に行ったんですが(マテ
なんて言ったら良いんでしょうね、
人間の社会的生活の枠というのはある種強烈に人間を縛っていて、
そのタガが外れると、イキイキのびのびと生活できるというか。
でも、人間らしい行動規範の枠の中で疲弊しているのと、
イキイキのびのびと生活しているけど変人と称されるのと、
どっちを人間らしいと言うのでしょう。
これを、単に価値観の相違と言い切ってしまうと
世界は恐らく崩壊してしまうでしょうし、
かと言って、どっちか片方に規定してしまうことも出来ない気がします。
う~む。深い。