ブラッド・ダイヤモンド
今日も続けてもう1本。
ブラッド・ダイヤモンドです。
黄金とか宝石とかに纏わる冒険譚は多々あれど、
そのほとんどは、オカルト的な呪いの話だろう。
所有者は非業の死を遂げ…みたいな。
しかし、この話は、
その価値ある物体そのものをめぐっての、
エゴとエゴの闘争から始まる。
盗品密輸品であっても、買うヤツが居る。
それが裏の資金源となって流れようとも、商売は止まらない。
完全に、当事者それぞれのエゴによって成り立つ世界。
幾多の血の上に、輝きを放つダイヤモンド。
誰かの欲を満たすために取引される、小さな石。
それはもはや、高貴な輝きなどではなく、卑しさの象徴だろう。
そんな卑しきエゴの先に見えたものは…
いや、それもまた人権団体という名のエゴで、
エゴとエゴの連鎖からまだ抜け出せていないのかもしれない。
あかね空
豆腐屋の物語。
って、頭文字Dじゃないです(コラ
あかね空。
人を妬んだり騙したり疑ったりせず、まっすぐに生き抜く。
知識と経験と伝統を頑なに守って、まっすぐに進み続ける。
確かに、大変なことに巻き込まれることもあるだろうが、
その澄んだ生き方は、人の心を動かし、悪を駆逐する。
もちろん、良い腕と良い教えがあってこそ、頑なに守る意味がある。
誰かを騙し傷つけ悲しませるような教えでは、かえって逆効果というものだろう。
あるいは、腕がついてこないで単に突っ走っているだけでも、やはり無意味だろう。
試行錯誤の段階で何かに固執して止まってしまうのではなく、
まず信念を持って進む段階に至り、そこからまっすぐ進んでこそ、
荒波にも負けずに進み、良いものを伝え広められるんだなと
そんなことを思いました。
三福亭
どこで食事をしようかと、
昼休み散歩がてらふらふらと歩いていたら、
着いたところは馬喰町。
ふと惹かれた、
かなり年季入った感じのとんかつ屋さんに寄ってみました。
三福亭。
明治28年創業、とか書いてあったかな。
何というかこう、現代の加工された香ばしさとかジューシーさじゃなくて、
素朴な肉と脂の醸し出す味とでも言うんでしょうか、
トンカツが御馳走だった頃のとんかつ、って感じでしょうか。
筆者、そんなに昔には生きてませんけど。