ブラックブック
今日の2本目は…ブラックブックです。
ナチに追われるユダヤ人とレジスタンスと。
長期的な戦争で、腐敗しきった世界。
スパイ合戦とでも言うような世界。
何を信じ、何を引き替えにし、生き延びていくか。
如何にして、的確に敵を敵と見抜くか。
敵のことを味方だと思っても、味方のことを敵だと思っても、
わが身の破滅に近づくだけ。
その取り返しのつかなさ加減に、
戦争の極限状態さが凄くあらわれてますね。
しかし、現代の現実が極限状態ではないからと言って甘えて良いわけではなく、
やっぱり気を引き締めて日々いろいろと選択していかなければいけないなと
そんなことを思った筆者でした。
アルゼンチンババア
よしもとばなな原作、だそうな。
そんなことは知らずに、
タイトルのインパクトに惹かれて観に行ったんですが(マテ
なんて言ったら良いんでしょうね、
人間の社会的生活の枠というのはある種強烈に人間を縛っていて、
そのタガが外れると、イキイキのびのびと生活できるというか。
でも、人間らしい行動規範の枠の中で疲弊しているのと、
イキイキのびのびと生活しているけど変人と称されるのと、
どっちを人間らしいと言うのでしょう。
これを、単に価値観の相違と言い切ってしまうと
世界は恐らく崩壊してしまうでしょうし、
かと言って、どっちか片方に規定してしまうことも出来ない気がします。
う~む。深い。