ユメ十夜
鴎外せんせーっ(×
1000円紙幣の切り替え以降、
ずーっと財布に入っていた、1枚の旧1000円札。
その肖像画は、夏目漱石。
そんな旧札で支払うと鑑賞代1000円、ということで、
観てきましたよ、ユメ十夜。
まぁ、現代脳科学的にというか、海馬の働きを中心に考えてしまえば、
実体験とか懸念事項とか、あるいは見聞きした情報とかを
とりとめもなくあれこれと組み合わせて出来上がるのが夢なわけですが、
流石は漱石先生の夢の世界、深いなぁ…と思いました。
心の深淵を覗き込むようなシリアス夢もあり、
それとこれを合わせちゃうのかっ!っていうコメディ夢もあり。
1話1話が10分程度の短編だなんて思えないくらい、濃い。
しかも、1話ごとに監督からキャストからみんな違うので、
幕の内弁当的というか、いろんな世界観も見れてかなりお得。
表面的面白さでスカッと観て来るも良し、
深~いところのストーリーに心を震わせて来るも良し、
いろんな人にオススメできそうですね~。
でも、一番深いところのストーリーは、かなり咀嚼力が必要かも。
魔都 東京
魔都。
オカルト的な仕掛けが、随所に見える都市。
東京に限った話でもなくて、
京都でも奈良でも、日本各地に見られるんですが。
無意識のうちに関わったものからも、
綺麗な配置が浮かび上がってきたりする。
それは、偶然なのか、上位意志による必然なのか。
仮に偶然だったとしても、そこに作用する何らかの力が待ってくれるわけではない。
読み解いて、強化なり防御なりを考える…
1つスイッチが切り替わると、
偶然とは思えないような連鎖反応が起こったりする。
はてさて、未来はどっちに転がるのだろう。
まぁ、なるようになるか。