クィーン
クィーン。
英王室の物語、10年前の史実。
そう、ダイアナの事故死直後のお話です。
頑なな王室と、民衆の声。
民衆からの人気を一手に背負っていたダイアナの死は、
そのギャップを埋めるための代償だったのだろうか…
パパラッチに追われての単なる事故死、では
片付けられない何かが、そこにはある気がします。
それにしても、
ヘレン・ミレンのエリザベス女王は凄いですね。
よく似てるというか、もうソックリ。
挙動とかもかなり研究したという話ですし。
コナン
名探偵コナンの映画ももう11作目ですか…
早いもんですね。
しかし、何というか、
コナン君にさくさくと謎を解かれてしまうと
それが難しい知識なのか、高度な謎かけなのか、
あるいは全くの子供だましなのか…
コナン君の声のトーン高低で判断するしかないかなー(笑)
ゲゲゲのゲ~
怪奇ホラー…というよりは、
おもいっきりコメディ路線ですね、これは。
でも、登場するモノすべてが鬼太郎ワールドの世界観にマッチしているというか、
ほぼ違和感なく楽しめましたね。
小利口な連中に騙されたり、
走れメロス的な展開になったりという
ストーリー的な部分を評するのもまぁいいんですが…
小難しいことをイロイロ考えさせられがちな映画ばかり観ていると、
こういうコミカルなエンターテイメント性のある作品を
「純粋に楽しむ」のもイイなぁ、なんて。
STRINGS
ヒモ。
ってカナ表記で訳しちゃうと、
なんか遊び人な情夫みたいですが(笑)
っと、
ミスディレクションで遊ぶのはこの辺にしておいて。
ストリングス。
操り人形たちが生きる世界。
天から吊られた糸に象徴される、命と心の物語。
彼らは目に見える糸で天と繋がっているけれど、
現実世界の我々も…
もしかすると、不可視の糸で天と繋がっているのかもしれませんね。
人によっては、
それをHigherSelfと呼んだりするようですが、
それは自己の高次元体などではなく、
人類、いや生きとし生けるもの共通の高次元体なのかもしれません。
BABEL
エホバ降りて、彼の人々の建つる街と塔を見給えり。
いざ我ら降り、彼処にて彼らの言葉を乱し、互いに言葉を通ずることを得ざらしめん。
故にその名は、バベルと呼ばる。
バベル、と言われると機動警察パトレイバー the Movieを真っ先に思い出す筆者です。
上に挙げた旧約聖書の一節も、後藤隊長のセリフで語られたバージョンだったりします(笑)
それはともかく。
話題の映画、BABELです。
互いに言葉が通じない…どころか、
生活様式も文化も思考回路も、何もかもが異なる人々。
いや、
たとえ言葉は通じる相手だとしても、
世代、性別、職業など、さまざまな前提によって、
相手のことを理解することが出来ない、人々。
彼らは、自分のことを理解させようとして、
でも、相手のことを理解しようという心を持てずに、
結果、コミュニケーションの谷間に落ち、悩む。
神の怒りに沈んだ都市。
バビロンしかり、ソドムとゴモラしかり。
かの話の教訓であるはずの、人間のエゴ。
でも。
語られてるストーリーは上に挙げたように深いんですが、
同じタイミングに起こったことを複数の視点で描き出している都合上、
つまり時間軸がパラレルになっている分だけ、
話そのものがとても短い印象が…。
イマイチ、2時間なりの映画を1本見たなぁ、
という充足感は弱かったですね ^^;
ハンニバル
シリーズ4作目、ハンニバル・ライジング。
猟奇殺人とかカニバリスムとか、
サスペンス・スリラーというかややホラー懸かった怖さがありますが
その殺人鬼の起源に迫るstory、という本作。
謎は日本に関係がある…という触れ込みなわけですが。
何というか、
欧米のRPGに登場するSamurai、Ninja、Daimyo、Roninとか
そういう世界観なのかなぁ、と。
昔、Wizardryに
Mifuneってモンスターも居たなぁ、
とか思い出してみたり。
それは侍じゃなくて役者でしょー(汗)
バッテリー
電池…ではなくて。
野球のほうですね。ピッチャーとキャッチャー。
相手をどこまで信じることが出来るか。
互いの信じるココロのバランスが崩れた時、
結果もまた、崩れる。
状況が崩れたから、信じられないのではない。
まず、信じること。そして、努力すること。
人を信じてこそ、未来は生まれる。
ROCKY
何としてでもやってやるっ!
という、気迫と意志の物語、とでもいうのでしょうか。
これがもし、
「どうかなぁ、戦ったほうがイイかなぁ?」
などと周囲に訊いてたりしたら、成り立たないですね(笑)
やはり、たとえ周囲から無理だと言われても、
自分で決めて、チャレンジしていくことで
結果は自ずと付いてくるし、周囲も感動する、
そんなことを感じました。
ツォツィ
ツォツィ。
南アフリカのスラムに生きる者の物語。
略取と恐怖の環、とでも言うのだろうか、
少なくとも、愛と平和の環では無い世界。
ひょんなことから手にした赤ん坊を前にし、
命の愛おしさに触れつつも、
略取の環の行動しかできない不器用さ。
やがて、愛の環の行動をとったツォツィは…
ラブソングができるまで
早いもので、
今年に入って、50本目の映画鑑賞です。
恋愛ネタの映画は数あれど、
これはラブコメコメコメ、というか
かなりコメディ味に富んだ感じでしたね。
特に、
変にスピリチュアル懸かったような歌&踊りが出てきた辺りは
まぁいろいろと風刺が利いているようにも取れるし、
そんな深読みしなくても単純に笑えるんですが ^^;
う~ん、
ホリデイとこっちと、
どっちを推そうか迷うなぁ(笑)
サンシャイン2057
太陽の活動減退に対して、太陽中心に対して核弾頭をブチ込むだけで
果たして対策としてはイイのだろうか?という疑問は置いといて。
神格化された太陽光線への畏怖、
極限状態における人間の精神変化、
デッドエンド・ミッションの向こう側にあるもの、
それらは宗教的価値観なのかスピリチュアルなのか、
はたまた単に露呈するエゴに焦点を当てたStoryなのか。
観ていてなんとなく、
キューブリックの2001年/2010年を思い出しました。