同人価格
ちょうど春M3も終わった辺りで、これからGWの同人即売イベントシーズンですが、
一部でにわかに盛り上がっている「頒布価格高いか安いか」討論。
こういう方向の話になるのも、
「買いに来るお客さん」層が伸びているんだろうなぁ…
とも思ったりするわけですが。
もっと根本的なところで、
同人って「作ってる人同士のお互いの作品交換の機会」ってのがまずあって、
その上で「他に欲しい方が居れば、製造コストこのくらいだから云々」っていう
数値的価格計算が次段として出てくるんじゃないのかなと。
筆者は、学生くらいの頃は一般参加層でした。
いわゆる「薄い本」が当時で700-1000円くらいでしたかね。
商業的量産ではなく個々で小ロット生産するとそのくらい掛かるんだろうなぁ、と
漠然と捉えていた、というのが正直なところ。
高いか安いかよりも、一癖ある変わったモノに出会える場所という視点で
一般参加をしていたような記憶があります。
最近はサークル参加側に回っていますが、
・出展スペース代
・頒布物の素材代
といった辺りと、
・一般参加でもかかるコスト
を加味した上で、
・作品価値の対価利益
がどのくらいになるのか、
・打ち上げで美味いモンを喰う費用
・往復の負荷を減らす高速道路代や新幹線代あるいは宿泊費とか
・制作期間の日当
と積んでみようとしたところで現実はそんなに美味しいことはなく。
とりあえずまぁ、
「素人が作ってるんだから、プロによる商業作品より安かろう」
というのはマチガイですよ、と言いたいですね。
高いだのナンダの言っている人はおそらく同人の価値基準の外側の人なので、
そういう人は「同人」という枠で扱われる作品群以外に行くことをオススメします。
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