かぶ。
ホリエモン判決でいろいろと話題になってる株式投資損の話ですが、
虚偽報告を上げていたから損害を被ったとかばかりで、
投資、つまり資金拠出に対するリスク云々って話をほとんど聞かないのは
どうなってるんだろう…と、筆者的には思います。
何というか、モノの値段というのは、
ロストに対するリスクを含めて計算されるわけで、
例えば何か特殊な細工作品で、細工の成功率が10%だったら
素材1個の費用の10倍+技術料をとらないと赤字になるわけですし。
もしそれが、素材3個分くらいの価値しかないのなら、
それは商売として絶対に成り立たないわけです。
貸金業だってリスクの高い客と判断すれば、
(グレーゾーン金利が良いか悪いかは別として)利率を吊り上げてくるし、
あるいは貸すこと自体を断ってくるわけです。
さて、ここで株って何だろうと言うことを考えるわけですが。
少なくとも、元本保証されてる預貯金口座ではないことは確かなわけで、
つまりロストすることに対するリスクは自分で背負ってね、と言うことになります。
そういうトコロに、なぜ自分の財産を全部突っ込んでしまうかな…
失敗したらゼロ生活するなりの覚悟の上なら何も言いませんが、
救済措置がどうのこうのと足掻いている姿のほうに、閉口してしまいます。
儲かりそうだと自分で判断して投資して、失敗した人。
自分の読みが浅かったがゆえの損失、ってことでしょう。
儲かりますよ、と誰かに勧められて投資した人。
勧めた相手への信頼度は下がるかもしれませんが、それは賠償請求まで行くものではなく、
やっぱり投資判断をした自分のとるべきリスクはあるでしょう。
そういう危険を嗅ぎ分ける嗅覚が無くなった世の中への警鐘。
外に向けて責任責任と騒ぎ立てるだけではなく、
自己防衛的なトコロもしっかり考える良い機会であり授業料なのではないか、
筆者としては、そんな気さえします。
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