停電しない日々
東日本大震災以降、東京電力管内で続く輪番停電。
周辺各県では高頻度で3時間の停電を割り当てられているようだが、
筆者の居住地域では、停電は一度も回って来ていない。
もうちょっと正確に書くと、筆者宅の近隣地域は第1グループだが、
何の因果か、筆者宅はその第1グループにすら入っていない。
そして、その近隣地域の方も、今までの輪番を全て回避するどころか、
「電力事情の変化にもよるが、当面は輪番から除外する」のだそうだ。
コレで、「停電しないぜバンザーイ!!」と浮かれているようでは、
世の中の状況を解っていない、ただの莫迦ということになるだろう。
しかし、節電評価が優秀だったから報償として除外指定します、
などというものでもないだろうし、実際のところ謎が多い。
むしろ、液状化で大変なことになっている浦安あたりを除外指定するとか、
何かもっと考えるべきことがあるだろう、と思う。
そんなに「都心は安全です」神話を作りたいのか?
危険や不安は、それはそれとして正しい情報を提示された上で、
それを認識した個々人がどう対応して動くか、それが肝要だと思うのだ。
火の危険性を理解した上で、火を有益に活用する。
刃物の危険性を理解した上で、刃物を有益に活用する。
たまに失敗して、火傷を負ったり火事になったり、怪我をしたりする。
何だって同じことである。
安全に活用する方法を研究し、利益を享受する。
失敗を出来るだけ小さくすることに、常に注力する。
「安全神話」の傘の下に置かれてきた原子力だって、
ちゃんと見つめ直せば、もっと安全に使う方法も見いだせるだろう。
怪我が怖いからって、机の脚や柱などにウレタンを巻いてるようではダメ。
小さな失敗から怖さを学び、対応を体得してこそ、
大きな失敗を起こさない、安全な世界になって行くのだと、筆者は思います。
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