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Wed, 28 Feb 2007 00:47:02
守護神
守護神。
沿岸警備隊のレスキューチームの物語ですね。
22人。助け損ねた数だ。それしか数えてない。
助けることに成功した方なんか、数えていない。
自分の武勲の為なんかじゃない。本当に、助けたいから活動している。
記録にこだわり続けるルーキーと、とても対照的。
そういえば、(急に俗っぽくなりますが)
競馬でも麻雀でも、
「勝つヤツが凄いんじゃない。負けないヤツが凄いんだ」
なんて話もあります。
私欲のためではなく、心から課題に取り組む意志。
もちろんそこには、日々の糧という生物的欲求の不安がないという前提もあるのだろうけれど、
それ以上の、記録保持とか受勲とか一財産築こうとかといった私欲は無く。
しかもそこに、自らの肉体を、いや命までもを全て賭けて挑んでいく。
表面を取り繕った、欺瞞偽装の楽しさなんかよりも、
よっぽど美しく、充実した人生だろうな、と。
あまりに退廃的で俗っぽい、現代の楽しさって何だろうな、
充実って何だろうな、と、考えさせられました。
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