なんとなくyanma。

www時代以前からInternetに居る人の、日常の1コマ。
Sun, 14 Jan 2007 21:08:28

敬愛なるベートーヴェン

さて、もう1本。
敬愛なるベートーヴェンです。

変奏曲、遁走曲。
言うなれば、クラシックにおけるジャズ。
ある旋律が脈動する姿は、素晴らしいものだが、
やはりそれも、ある一線に達すると、
一般のキャパシティとしては飽和してしまい、
以後は過剰であり苦痛となり、崩壊してしまう。

その越え難き一線を越えると、
そこは、ある意味ではとても素晴らしい世界かもしれない。
しかし、それは同時に、他の場所にもある素晴らしさを受け取ることを、
全て捨てているのではないかと、思う。

そして、この作品で採り上げられている「第九」の演奏会は…
アンナという理解者によって、その一線上ギリギリに完成することができた、
そんな気がします。

最大の幸せというのは、
越え難き一線のわずか手前を複数愉しみつつ、
現実世界に根を下ろし続けることにあるのではないか、
そしてそれは、ソナタにおいて2つの主題が葛藤し融和していくように、
2つの異なる視点がうまく調和することにあるのではないか、
そんなことを、思いました。

Posted by yanma  Category:映画感  comments:0

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