切れない安全装置
最近、
いろんなものに安全装置が付いていますね。
もちろん、
それによって様々な危険が回避されるのは良いことなのですが。
安全装置があるからと、危険への理解度が低い人が使用する。
確かに、利用者の裾野を拡げることは販売台数を増やすことに繋がるでしょうから、
その機材を売る側としてみれば、都合が良いかもしれません。
しかし、利用者の裾野が拡がると言うことは、
危険の部分に限らず、いろんな部分の理解度が低い人が増えてしまいます。
結果、更に思いもよらない事態を招きかねません。
さてさて、そうなると、
安全装置は解除可能なものではなく、常時発動になっていきます。
ヘタに切られて問題が起きても大変…なのですが、
安全装置が早めに作動することで、
従来出来ていたことが出来なくなってしまうことだってあります。
給湯器でHighではなく40℃程度にしてしまうと、混合水栓でそれ以上の温度は出ません。
空焚き防止や天ぷら火災防止のセンサーがあると焼き網は使えません。
前者は任意解除可能なリミッター、後者は任意解除できないリミッターですね。
危険を認識し続けるという意味では、
任意解除可能なほうが良いのではないかな?と筆者は思うのですが、
製造物責任が過剰になってきて安全が担保できないような使用は全面禁止というのが
今の時流なんですよね…
もうちょっと、消費者の側が自分の身の回りに関して賢くなって、
何でも他人のせいにせず自分の判断で行動できるようにならないと、と言うか
責任転嫁社会から脱却しないとイカンよなぁ、と思う筆者でした。
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