「伝える」と「伝わる」の溝
筆者はまぁこうしてBlogにあれこれ書き綴ったり、
くりらじなどのPodcast番組で喋ったり、
時には役者やら声優やらナレーターやら、
とにかくいろんな「表現側」に居たりするわけですが。
表現側に居ると、とにかく「伝えてナンボ」が大前提なわけですが、
ここで厄介なのが「伝える」と「伝わる」の差。
伝えたいことがあっても、聴く耳を持たない相手には伝わらないし、
伝えたいことかどうかを問わず、聴く側が聴きたいことを伝わったと思われちゃうし、
なかなか、伝えたい側が思ったことをその通りに伝えるというのは、難しいのです。
ウケがいいことばかりを選んでプレゼンテーションする、というのも
それはそれでサービスとして見れば商売として成立したりもするのでしょうが、
それって「世間にウケの良い言葉の増幅器」でしかなくて、
情報発信者、あるいは情報伝達者としての役割は、その方法では実現できないわけです。
時には課題点を指摘しなければならないし、
それをどう表現していくかというのは、大きな研究テーマなわけです。
まぁもっとも、最終的にはやはり聴く側の経験なども含めての総合解釈で
伝えたい側の意図とは少しずつ異なっていくのはある意味必然なのですが、
どうせ伝わらないから好き勝手独り善がりで進んでしまえ、ってのはどうなのかな、と。
伝えたい独白と、書き殴り的な発散アウトプットって、
絶対的にどこかちがうよね、と思う筆者でした。
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