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Tue, 22 Jul 2008 12:06:29
京都大原
と言うと、まず思い出すのは三千院でしょうか。
先ほどそちらにも寄りましたが、こちらは寂光院。
本堂は2000年に焼失し2005年に再建され…
などと言うと、つい「えぇっ!?」となってしまいますが、
ここに居ると、「なぁに、長い歴史の中でたまたま焼失しただけのこと。」と、
事実は事実として受け入れた上で、何事もなかったかのように新しい歴史を紡いでいる感じがして、
日々の小さな損得に一喜一憂している現代の生活についてを
改めて考えさせられるような気がします。
風化や自然消失は仕方がないにしても、
意図的に破壊したり関係性を絶ったり、というのはいただけません。
失わせることによってナニカを伝えた気になっている、なんて話も耳にしますが、
もっと建設的な関係性構築があるだろう、などとも思うわけです。
しかし、理由がどうあれ、個別の失われたモノに執心し留まるのではなく、
今対応すべきコト、次に進むべき道をしっかり見据えて行こう、と。
そして、たまにはふと過去を思い出して、あぁこんなコトもあったな、と。
すべての経験は、次の一歩のために。
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