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Thu, 28 Jun 2007 20:53:02
キサラギ
知る人ぞ知るD級アイドル、如月ミキの一周忌に集まった5人。
ほぼ匿名に等しい状態で集まった彼らそれぞれの背景と視点、
死の真相に迫る推理、犯人捜し…
一周忌記念パーティーの会場という1室の中だけで展開される、ストーリー。
場面転換がない分、ストーリー展開自体が練り込まれ、その面白さが際立ってますね。
まぁ、映画の尺かというと、ちょっと微妙な気もしますが。
対象のアイドルがD級だからこそ集まった、濃ゆいメンバー。
到底一般的ではない、それぞれの背景と視点。
一般的視点からはあり得ないような、それぞれの行動。
行動を疑い、背景と視点を理解し、一つ一つ情報を整理し、時には相手につかみかかり、
その先に見えた推論の解とは…
最近の世の中、こういう濃いコミュニケーションって減ってる気がします。
深層を見せない仮面コミュニケーションが増え、
あるいは深層に触れようとするアプローチを拒絶し、
虚飾と孤立の世界に生きているような感じ。
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