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Mon, 09 Apr 2007 23:55:05
ブラッド・ダイヤモンド
今日も続けてもう1本。
ブラッド・ダイヤモンドです。
黄金とか宝石とかに纏わる冒険譚は多々あれど、
そのほとんどは、オカルト的な呪いの話だろう。
所有者は非業の死を遂げ…みたいな。
しかし、この話は、
その価値ある物体そのものをめぐっての、
エゴとエゴの闘争から始まる。
盗品密輸品であっても、買うヤツが居る。
それが裏の資金源となって流れようとも、商売は止まらない。
完全に、当事者それぞれのエゴによって成り立つ世界。
幾多の血の上に、輝きを放つダイヤモンド。
誰かの欲を満たすために取引される、小さな石。
それはもはや、高貴な輝きなどではなく、卑しさの象徴だろう。
そんな卑しきエゴの先に見えたものは…
いや、それもまた人権団体という名のエゴで、
エゴとエゴの連鎖からまだ抜け出せていないのかもしれない。
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