Win10騒動
これまでのメジャーバージョンでも旧版が無くなる騒動は繰り返されていますが、
今回は「ほぼ強制的とも言えるアップグレード」で更に大きな騒動になってますね。
ユーザー側としてなぜ旧版にこだわるのでしょう?
答えは簡単で、原資源が新版でも同様に作動するかどうかの確証がない。
つまり、「新版の方が素晴らしいですよ」という宣伝文句が
システム提供側目線でしかなく、ユーザー思考と乖離しているのです。
もう少し言ってしまうと、
「目先を変えてユーザーを飽きさせないようにしないと離れられてしまうかも」
というシステム提供側の不安感が裏目に出ているんじゃないかなと
筆者は思います。
新版の方がセキュリティ的に堅牢なのでは?
という評価軸もあるにはあるのですが、これもある種の幻想とも言えるでしょう。
セキュリティ強化自体は同一メジャーバージョン内のアップデートでも良いし、
よっぽど「構造上の大欠陥」でも無い限りはフルスクラッチ以外の手段は
何かしらあると考える方が妥当なんじゃないですかね。
で、そういうものを全部無視して、新版の押し付け。
今時のパソコンの用途としてブラウザとメーラーくらいが動いていればok、
という辺りであればトラブルもそんなに無い…と思いきや、
操作系やファイル構造が変われば、そりゃ何かしらの影響は出たり。
新機材に新版のOSをセットアップして使い始めるのならまだしも、
旧版が動いている機材に関してはせめて「アップデート拒否」選択肢、
それと償却年数ベースではなく耐用年数ベースでのサポートは必要でしょうね。
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