人手不足?人材不足?
労働人口が減ってるとか、景気は回復してるとか、
募集掛けても人員が集まらないとか、
そんなことが叫ばれているここ最近ですが。
企業イメージがブラック化したからバイト代弾んでも人が集まらないって?
ちょっとまて、と思う。
たぶん、まだ、人の数には余裕がある。
例えば時給1000円として社員並みに週40時間の4週間としてみよう。
16万ってことになる。
でもさ、住宅費補助とか健康保険の会社側負担分とか賞与とか、そういう付加はまず無い。
だから、基本給16万の社員と比べたらバイトのほうが収入はだいぶ下になるし、
そもそも社員で基本給16万って言う時点で高卒初任給くらいですかね。
それ以前に、パート・バイトの給料設定ってのが専業主婦や学生を相手にしていて、
扶養控除の103万円の壁のほうから計算された月85000円の中でどう働かせるかみたいな、
だったら850円の週25時間の4週にして1日5時間だよね、
ってなところに端を発してるんじゃないかな、と思うわけですね。
当然、社会進出って話になったら、そんな枠からは皆出て行ってしまうわけで。
その割に、安い上にそれなりに能力持ちの人員をバイトの最低時給付近で雇おうとする企業側。
そりゃ成り立たないわな、って話。
更に、クリエイター職とかになってくると時間が自由になるメリットから
個人開業しちゃったりもするので、人員募集にますます乗らなくなる。
それなのに、外注先を探さずに社員だったりバイトだったりを募集する、と。
利益的だったり依頼安定性だったりで、企業側としては抱えたいと思うんでしょうね。
で、景気が良いのなら1500円なり2000円なりまで時給を上げて
人を集めようとするんでしょうが、そうはならないのが今の世の中。
つまり、企業努力と称した矛先は人件費削減=バイト比率増でしかなかった、と。
進めれば進めるほど、一般市民=客候補のお財布事情は厳しくなり、モノが売れなくなる。
…どうやら、まだ不景気スパイラルからは抜け出せていないようだ。
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