なんとなくyanma。

www時代以前からInternetに居る人の、日常の1コマ。
Fri, 14 Nov 2008 01:13:31

ネットコンテンツとコミュニケーション

Ayaka+ネット上のコミュニケーションに関する話が挙がっていたので
ちょいと私見を展開してみましょうか、ということで。


本来、往来から自由にアクセスできる場所に何かを公開する、
つまり情報を発信するための仕組みが、GopherだったりWebだったり。
あるいは、古くはNetNewsだったりBBSだったり。

そういったものの一部が内輪ウケに走っていくことで、
ある種の閉鎖空間というか、コミュニティが形成されていくわけですが、
個人偏重のバイアスも相まって、あるレベルの濃ゆい情報を共有するメンツによる
スモールコミュニティ化が進み、公開範囲限定型のサービスが賑わうわけですが
どう見ても根底は小集団でしかなく、天井の低さは否めないですね。

CUの話のコメント欄でも書いた話ですが、
SNSが招待制である所以は「身元のわかっている友人の連鎖」であって、
「誰か招待してください」を気軽に許容してしまうようでは、
秩序も何も成り立たないわけです。

そうなると、守りに入って公開範囲を限定したことしか書かなくなるか、
あるいは全体公開を前提としたコンテンツとして作っていくか。

そんなの一切気にせずに、昇華してないドロドロの内面のあるがままを書いて
アクセス数がゼロだった結果、異常犯罪なんかも起こってますが…
こうなると、往来の目に対する対応性は社会問題か家庭教育問題か、
みたいな話になってしまいます。
少なくとも、ITの功罪とかInternetの危険性とかでは無い話じゃないかと。

話を戻して。
まぁ、当たり障りのないことを適当に書き散らす、
というのがいままで多数のblogで散見されてきたわけですが、
いわゆる自慰的行為というか、本人が好んでやってはいるけども
周囲に対する情報訴求性とか昇華芸術性とかいうものは無いに等しいわけで。

そんな中で、blogという比較的簡単に情報を発信することのできるチャネルが
個人発信メディアとしてようやく成熟し始めたというか、
いわゆるαブロガー予備軍とでも言える人々が増えてきたというのは
良い傾向なのではとも思ってみたり。

では、内輪ウケ系のコミュニケーションの行き先は…
MLあたりに回帰するのが一番楽なんじゃないかと思います。

Posted by yanma  Category:雑記帳  comments:1

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“ネットコンテンツとコミュニケーション” への1件のコメント

  1. 吐露場所を失うネットのコミュニケーション

    前にmixi離れするコアユーザー、という話をしたが
    まさに今、そういう事だ。
    私にとってはこのブログは完全にコンテンツなので、
    ここに記...

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